イロッケのK-活

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TWICEが名古屋ドームで涙。感動のツアー最終日

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毎日どこかで誰かの夢が叶っている。


2019/04/06(土)TWICEドームツアー2019"#Dream day"の名古屋ドーム公演に行ってきた。

 

 

早起き


早起きするのは苦手だ。目覚ましのアラームで強制的に意識を現実に戻される。

心地の良い夢を見ている時でもお構いなしにだ。

ぼやけた目でスマホをタップし、アラームが消えたのを確認して、再び目を閉じる。

いつもはそうして俗に言う『二度寝』をするのだ。

だけど、今日はダメだ。なぜなら現実が夢になる日だからだ。

その夢を見るために早く起きなければならない。目を開けて夢を見なければならない。

布団からゆっくりと身体を外に出すと、朝の冷たい冷気が僕を布団に押し戻そうとしてくる。

いつもはこの冷気に一度は敗北するが、今日は完全勝利させていただく。

そう意気込んで、布団を壁に向かって投げつける。そしてベッドから床に足を下ろし、足が床に着いていることを感じながら、ゆっくり立ち上がる。


勝った。


ただ起きるだけのこの行為は僕の人生において、いつかカタをつけなくちゃいけない問題の1つだ。

 

名古屋ドームまでの道のり


地方から始発の特急で、名古屋駅へ。名古屋駅からJRで大曽根駅に向かった。

電車の中では、早起きから来る眠気を利用してぐっすり眠らせていただいた。

自分と同じ目的を持ったONCE達が大曽根駅で一斉に降り、大行進を始める。僕もその大行進の一部として、列を乱さぬようにシャキシャキ歩く。

 

名古屋ドームに着くと、アホみたいに長い人の列ができていた。絶望的なまでに長い、このグッズ列はTWICEのイベントではもう恒例になっている。

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名古屋ドームとグッズ列

グッズ列は名古屋ドームを一周していて、そこからさらに伸びていた。

開場前


開場の15時までは、グッズはもう既に購入済みだったから、なにやら分からない伝説の蛇くらい長いグッズ列に並ぶことはなく、会場の近くにあるイオンや公園で適当に時間を潰した。

 

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グッズ販売所(俯瞰)


15時ピッタリくらいにドームに入るための列に並んだ。

列は心地良いペースで進んでいた。軽い持ち物検査を抜け、QRコード化した電子チケットをスマホに表示させ、謎の機械に言われるがまま、かざす。

「ピッ!」

しょうもない電子音ではあるが、僕がこのドームに入ることを許可されたことを示す、ある意味大事な合図だった。

 

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ドームの入り口



ゲートの入り口ではスタッフが、なにやら紙を配っていたので、素直に受け取った。


「なんだこれ?」


と思ったが、ドームの中でもグッズ販売していることに気づくや否や、買い忘れていたマフラータオルを買うことに夢中になっていた。

タオルを無事購入したから、自分の当たった席を目指し、会場に足を踏み入れた。

 


僕の席はアリーナだったがEブロックだった。

ナゴヤドームはFブロックまであるので、『E』は最後から二番目のアルファベットだ。

つまり後ろの方なのだ。

この結果を数日前にメールでサラッと知らされたときは、すこし悲しい顔をしてしまった。

正月、親せきがくれたお年玉が5千円札ではなく500円玉で

「これが本当のお年玉(テヘペロ)」

と言われたときくらいの悲しい顔をしてしまった。

でも、席は運だから、抗わずに受け入れるしかないのだ。

きっとどの席も、その席でしか感じられないものがあるはずだ。

と自分を納得させつつも、その席を見つけ、腰を下ろす。

「うむ、やはり遠い。」

 

開演前

僕はドームに行ったことがなかったから、名古屋ドームは"僕の初めて行ったドーム"という項目に刻まれた。

名古屋ドームからしてみれば、非常にどうでもいいことだろう。

 


それにしても広い。この広い会場が人間で埋め尽くされることを考えたら、なぜかゾッとした。

 

ドーム入り口で貰った紙

 

自分の席に座り、荷物を椅子の下に置いて、一息ついた。

 

開演まで1時間半ある。

 

ずっと手に握り締められていたドーム入り口で貰った紙の正体を確認することにした。

何枚か貰ったのだが、その一枚がこれ

 

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この紙には赤字でこう書いてある

「メンバーサプライズへのご協力のお願い」

 
軽く一通り読んだ段階では、理解できなかったから、ちゃんと理解できるまで読み返した。

 

内容を要約すると、アンコールMCで次の曲に行こうとするタイミングで「ONCE♡TWICE」と書かれたスローガンを一斉に挙げて、TWICEの感動曲である「Be as ONE」を歌えばよい、ということだ。

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「ONCE♡TWICE」と書かれた金のスローガン

なんという粋な演出だ。

 

TWICEを感動させるためなら、いつも大切に持ち歩いている「恥」を鼻水を出したティッシュくらいの感覚で捨てて、純粋な小学生のように熱唱してやろう。

 

そう意気込み、ライブが始まるのを待った。

 

#Dream day


会場の照明が消えるとともに、期待の声があちこちで上がった。

 

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ステージの形はこんな感じで、ドーム中央の丸い場所はTWICEのロゴが描かれた垂れ幕が掛けられていて、中身が見えないようになっていた。

その垂れ幕が下がると、少し高い六角形の台がありTWICEがその上に立っていた。

日本で最初のシングル曲である『One More Time』がアカペラアレンジされたステージから、ライブが始まった。

 

演出


今回のライブは次々と繰り出される演出に圧倒された。

高さ74メートル、幅はそれ以上に大きいスクリーンを盛大に活かした映像

色鮮やかなレーザービーム

アリーナを前から後ろまで横断するステージ

カートに乗ってアリーナを動き回るTWICE

高さがスクリーンくらいある巨大ラブリー(TWICEのマスコット)

『Dance the night away』で打ち上げられた花火

TWICEの活動を辿るようなセトリ

楽しい、驚き、笑い、癒し、情熱、感動、あらゆるものが詰まっていた。

これぞまさにエンターテイメント!!!

 

サプライズ

 「ライブはもう終わりです」と言ってメンバーたちが舞台裏に帰っていき、あたりまえのように会場に響きだす、アンコールの掛け声。

グッズTシャツに着替え、グッズタオルを持って再びメンバー登場。

「Be as ONE」と「Wishing」というバラード曲が2連続で披露された。

曲が終わり、1人1人今日の感想を言っていく。チェヨンが珍しく泣いていた。

そして、「次の曲にいきましょう!」と次のステージに移ろうとしたTWICE

だが、音楽はかからず、照明は消えていた。

動揺するTWICE


次の瞬間、ペンライトの光で闇に浮かび上がる『TWICE』の文字。

サプライズの始まりだ。

「Be as ONE」が流れ、スクリーンには歌詞がカラオケのように映し出された。

ONCEは胸に金のスローガンを胸に掲げながら歌う。

TWICEは驚いていたり、感動していたり、泣いていたり。

Onceからのサプライズが終わり、神妙な空気でモモは

「言葉では言い表せない景色やんな~」

みたいなことを言った。

TWICEはずっと余韻に浸っていたそうだったが、ライブの続きをしなければならない。本来の進行に戻らなければいけない。

そうして感動的な気持ちを切り替え、改めて「次の曲にいきましょう!」

One More Time→Candy Pop→Wake Me UP→BDZの日本タイトル曲メドレーが始まる。

メンバーがあちこちに散らばり、ファンサービスしたり、カメラに向かってキスしたり、メンバー同士でいちゃついたり、とにかく最高な時間だった。


最後は「Yes or Yes-Japanese ver-」だった。

 

まとめ

約3時間、メドレーを1曲としたら全27曲のドーム公演だった。

とてもハードなステージを、あの9人の女の子はほぼ完璧にこなして、我々に感動、幸せ、を与えていった。

その日その場所では、たくさんの人の夢が同時に叶っていて、夢を叶えてくれた人の夢もまた叶っていた。ドームの中に夢が満ち溢れていて、その夢が一生覚めないでほしいと誰もが望んでいた。

Dream Dayなんてツアータイトルに名前負けを全くしていなかった。

夢ってこんなにも美して素敵なのかと、そう思える公演だった。


今回のTWICEドームツアーの東京ドーム公演がWOWOWにて6月に放送されるから、気になった人はチェックしてみてください。



それではアンニョン